少林寺拳法について

概要

少林寺拳法は護身術です。 他者の攻撃から身を守り、反撃を主体とする武道です。 少林寺拳法の歴史は比較的新しく、戦後の日本にて生まれました。 日本七大武道の一つであり、中国の少林拳とは別物です。 空手のような突き蹴りや合気道のような投げ技、抜き技など、技が豊富であることが特徴の一つです。

修行の目的

少林寺拳法を修行する者はただ単に身体的な強さだけを求めるのではありません。 護身術の修行を通して自信、勇気、行動力をもち、リーダーとして行動できるような人間になること目的としています。

技について

剛法と柔法について

少林寺拳法の技には剛法、柔法があります。 剛法とは突き、蹴りなどの攻撃に対する防御、反撃の技であり、柔法とはつかみ、投げなどの攻撃に対する防御、反撃の技です。 少林寺拳法は護身術ゆえ、その技法は守りを主体としています。 少林寺拳法ではこれらの技法をバランスよく使い、護身に役立てます。

理にかなう

少林寺拳法の技法は科学的な根拠に基づいています。 剛法も柔法も力任せに行うことはありません。 最小限の力で最大限の効力を得るような工夫があります。 このような特性から、身体を正しく使えば腕力が小さい女性や子供でも自分の身を守ることができます。

大会について

大会の意義

少林寺拳法では大会はあくまで練習成果の発表の場として設けられています。 相手を打ち負かすことが少林寺拳法の最終目的ではないからです。 大会の種目には大きく分けて「演武」と「立合評価法」があります。

演武

「演武」では決められた動作を行い、完成度を競います。 ひとりで行う単独演武、ペアで行う組演武、4~8人のグループで行う団体演武があります。 演武は練習体系の一つでもあり、相互の技術の向上を目的としています。

立合評価法

「立合評価法」では相手と対面し、自由に戦います。 自分なりに戦略を立て、相対する中でどう上手く動いているかを競います。 防具を着用し、安全に配慮して行います。

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